OrangePi-PCを使ってみる

OSのインストール

OrangePi-PC を入手しましたので、何回かに分けて紹介します。
まずはOSのインストールですが、Xunlong Softwareが提供する公式のイメージは、アップデートが期待できないので
お勧めできません。
公式のイメージ以外にも、幾つか選択肢が有りますが、フォーラムが充実しているArmbianをお勧めします。

Armbianは最初からsshによるリモートログインをサポートしていますが、
最初の起動時にはIPアドレスが分からないので、sshでリモートログインすることができません。
Raspberryでは、何も考えずにHDMI-DVI変換ケーブル+DVIモニターでコンソールが表示されますが、
OrangePi-PC でHDMI-DVI変換ケーブル+DVIモニターを使うには、こ ちらで紹介されているように、
別のマシンを使って「script.bin」ファイルを一部変更する必要があります。

ただし、必ずしもうまくいくわけではなく、モニターに依存するようです。
私も試してみましたが何も写りませんでした。
HDMI-DVI変換ケーブル+DVIモニターでは、何も写らないし、ボード上のLEDも全く点滅しないので、
OrangePi-PC 本体が壊れていると勘違いする方が多いようです。(私もその一人です)

また、純正のHDMIモニターでも、機種依存があるようで、何も映らないるモニターもあるみたいです。
そこで、私のようにHDMIモニターを持っていない方も、以下の方法で起動すると、sshでログインすることができます。

まずは、こちらから最新のイメージを ダウンロードしSD-CARDに書き込みます。
イメージを解凍するといくつかのファイルができますが、使用するのは 「Armbian_X.XX_Orangepipc_Debian_jessie_default_X.X.XXX.img」のファイルです。
これを「Win32DiskImager」を使ってSD-CARDに書き込みます。

<補足>
以前はlobris版のイメージを使っていましたが、開発が止まっている、温度関係に不具合がある、Armbianの開発が進んでいる
等の理由でArmbianに乗り換えました。
そこで、これ以降の記事も全面改訂していますが、他のページに一部lobris版の時の画面イメージが残っているところが有ります。
</補足>

OrangePi-PC の電源を入れる前に、「netdiscover」をRaspberryにインストールします。
「netdiscover」はLAN内で利用されているIPアドレスを常時監視して一覧を出力し続けるコマンドで、
こ ちらで詳しく紹介されています。
「netdiscover」のインストールと起動方法は以下の通りです。

$ sudo apt-get install netdiscover
$ sudo netdiscover -r 192.168.1.0/24

「netdiscover」を起動してしばらく放置すると以下の画面が表示されます。
ここに表示されているIPアドレスは OrangePi-PC 以外のマシンとなります。



ここまで表示されたら初めて、OrangePi-PC にSD-CARDを入れて、電源を入れます。
なお OrangePi-PC の電源プラグは、EIAJ電圧区分2(通称EIAJ2)規格のプラグなので、
このような変換ケーブル+5V-2AのACアダプターを使うことができます。



OrangePi-PC の電源を入れてしばらくすると、「netdiscover」に新しいIPアドレスが表示されます。



このIPが OrangePi-PC のIPアドレスです。
ここまで分かれば、TeraTermを使ってsshでログインすることができます。

OrangePi-PCのIPアドレスが分かったら、TeraTermを使ってsshでユーザ名=root パスワード=1234でログインします。
最初にrootのパスワードを変更します。(無条件に変更させられます)


訳が分からなくなるのでパスワードは「orangepi」としました。


次に新しいアカウントを作ります。
こちらも訳が分からくなるので「orangepi」のユーザを作ります。


パスワードはもちろん「orangepi」です。


あとはそのままリターンして進みます。
確認入力には「Y」で進みます。


Displayセッティングを変更するかどうか聞いてきますが、sshでログインするので「n」で進みます。


これでようやくユーザ名=orangepi パスワード=orangepi でログインすることができます。


Armbianは結構頻繁に更新されますので、必ず最新にアップデートしてください。
なお、Armbianでのタイムゾーンの変更は「sudo dpkg-reconfigure tzdata」で行います。
これ、いつも忘れてしまうので書いておきます。
こちらに、 これ以外のチューニングに関する説明が書かれていました。
起動すると以下の画面が表示されるのでAsiaを選びます。


次にTokyoを選んでおしまいです。


次回は Raspbian と Armbian を色々比べてみます。